《参院選2025》期日前投票始まる 茨城県内164カ所設置

20日投開票の参院選の期日前投票が4日、茨城県内44市町村で始まった。県選管によると、19日までに移動式などを含め計164カ所に設置される。一部の投票所では、設置期間や投票時間が異なる。
水戸市中央1丁目の同市役所内に設置された投票所には、朝から多くの有権者が訪れた。
同市千波町、無職、松沢孝一さん(59)は「外国人政策や税金の使い道に着目し、投票した」と明かした。同市内の70代男性は、物価高対策が最大の関心事とした上で「信頼のある政治を取り戻し、いい日本をつくってほしい」と1票の思いを語った。
若者らの投票率向上などを狙いに、県内の各大学や高校などにも投票所が開設される。県選管は「選挙制度は民主主義の根幹。投票日に用事がある方は期日前投票を利用し、貴重な1票の権利を行使してほしい」と呼びかけている。
期日前投票制度は、投票率アップを目的に2003年導入。前回の22年参院選の県内期日前投票率は過去最高の20.62%だった。