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那珂市「道の駅」計画 遊び場、民間アイデア募る 子育て世代の利用促進 茨城

道の駅のイメージ。奥の駐車場に面した棟と芝生の広場が、子どもたちの遊び場になる予定(那珂市提供)
道の駅のイメージ。奥の駐車場に面した棟と芝生の広場が、子どもたちの遊び場になる予定(那珂市提供)
赤枠の2施設が整備案を募る遊び場。右が北棟内の屋内プレイルーム、左が屋外プレイスペース(那珂市提供)
赤枠の2施設が整備案を募る遊び場。右が北棟内の屋内プレイルーム、左が屋外プレイスペース(那珂市提供)


2028年秋の開業を目指し、常磐自動車道那珂インターチェンジ(IC)近くの茨城県那珂市飯田に整備を予定する「道の駅」で、市は敷地内に設ける子どもの遊び場について、民間事業者に遊具や魅力的な空間づくりのアイデアを募る。民間のノウハウを生かし、子育て世代の継続的な利用につなげるのが狙いで、本年度まとめる道の駅の実施設計に反映する方針だ。

基本設計によると、建物は木造で、ロの字型に分かれた4棟を回廊でつないで一体感を持たせる。このうち平屋建ての北棟(約400平方メートル)と、隣接する芝生の広場(約千平方メートル)を「プレイゾーン」とし、0~10歳の子どもが遊ぶ想定で、設置する遊具やコンセプトの設定を募集する。

プレイゾーン整備に関して市は、5月下旬から今月初めにかけ、未就学児や小学生の保護者など子育て世帯を対象に、主な遊び場やその場所を選ぶ理由、設置してほしい遊具についてアンケートを実施。475人から得た回答では多くが、同県東海村の阿漕ケ浦公園や同県常陸大宮市のわくわくピサーロの森など、近隣の遊び場に〝遠征〟している現状が明らかになった。多彩な動きが楽しめる複合遊具や、天候に関係なく遊べる屋内施設が整う点が魅力的だという。

こうしたニーズに市は事業者のノウハウも生かして応え、子育てしやすい環境やファミリー層の継続的な来館につなげたい考え。

提案書の募集は14~18日。同月末から事業者にヒアリングし、市民や有識者でつくる「道の駅建設準備委」で協議して実施設計に盛り込む。

遊び場づくりの素材集めという位置付けで、事業者の選定や契約には直結はしない。

市の担当者は「子育て世代が何度も来たくなる唯一無二の遊び場を提案してほしい」と期待する。

道の駅で整備案を募る施設はプレイゾーンのみ。本年度は用地取得を進めて26年度に着工し、28年秋の開業を予定している。



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