昇降機に挟まれ84歳従業員死亡 機械の運転停止せず 容疑で都内の会社と工場長を書類送検 常総労基署
茨城県常総市の工場で昨年7月、従業員が昇降機と床に挟まれ死亡した事故で、常総労基署は7日、労働安全衛生法違反(事業者の講ずべき措置等)の疑いで、リネンサプライ業「大滝」(本店・東京都足立区)と同社茨城工場(常総市内守谷町)の男性工場長(60)を水戸地検下妻支部に書類送致した。同労基署は認否を明らかにしていない。
書類送検容疑は昨年7月16日、同工場内で、男性従業員=当時(84)=が昇降機の下部周辺で清掃作業をする際、同機の運転を停止させなかった疑い。男性は搬送先で死亡が確認された。