機械に巻き込まれ右腕切断 防止措置怠る 容疑で業者と社長書類送検 常総労基署
茨城県常総市の工場で昨年8月、従業員がスクリューコンベヤーに巻き込まれ右腕を切断する重傷を負った事故で、常総労基署は7日、労働安全衛生法違反(事業者の講ずべき措置等)の疑いで、プラスチック製品製造業「凱翔プラスチック加工」(本社・東京都墨田区)と同社代表取締役の女性(53)を水戸地検下妻支部に書類送致した。同労基署は認否を明らかにしていない。
書類送検容疑は昨年8月27日、常総市古間木沼新田の同社工場で、男性従業員(26)がプラスチック樹脂ペレット製造用機械に原材料を投入する際、身体が巻き込まれるおそれのある機械内部のスクリューコンベヤーに覆いや囲いを設けず防止措置を怠った疑い。