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B1茨城ロボッツ「大胆な成長」 新シーズン方針発表 スローガン決まる 新入団選手も

茨城ロボッツに加入し意気込みなどを語った小島元基=水戸市内
茨城ロボッツに加入し意気込みなどを語った小島元基=水戸市内


バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の茨城ロボッツは8日、茨城県水戸市内で会見を開き、新シーズンの方針を発表し、新たに加わった小島元基(31)=同県つくば市出身=が抱負を語った。スローガンは「GROW BOLD(グロウ・ボールド)」。意味は「大胆な成長」で、川崎篤之社長は「チーム、クラブを大胆に成長させていく」と語った。

昨季のロボッツは、15勝45敗で東地区7位、全体でも24チーム中22位と苦しんだ。一方で2026年秋から始まる新リーグ「Bリーグ・プレミア(Bプレミア)」への参入を決めた。新シーズンはBプレミアに向け、ともに過去最高となるリーグ戦30勝、売り上げ16億円を目標に掲げる。

新戦力は、小島のほか、米プロNBA経験者のタイラー・クック(27)、梁宰珉(ヤンジェミン)(26)の3人。落慶久GMは「課題としてた部分を補強できた。勝率5割を意識して戦い、チャンピオンシップに名乗りを上げたい」と話した。

■小島元基(茨城・つくば市出身)新加入 地元でプレー感謝 CS目指し闘志

「茨城に帰ってこれたことに感謝している」。SR渋谷から加入したポイントガード小島元基(31)は開口一番、地元のチームでプレーする喜びを語った。

181センチ、79キロ。つくば市出身。大和中-つくば秀英高-東海大を経て2016年にBリーグの前身TKbjリーグの京都に加入。17年からBリーグのA東京でプレーし、移籍初年度から2年連続でBリーグ優勝を経験した。

冷静な判断力で試合を組み立て、外角からのシュートは正確だ。守備も手を抜かないオールラウンダーで「攻撃や守備、ゲームコントロールで(チームを)助けられる」と自信たっぷりに話す。

36歳の平尾充庸と、20代の中心選手らの間の世代で、リーダーシップにも期待がかかる。新チームでの目標はチャンピオンシップ出場。「簡単ではないが、みんなを巻き込んでやっていきたい」と抱負を述べた。

地元でプレーしたい気持ちを常に持ち続けていた。「亡くなった父から『動けなくなってから帰ってくるのはやめろ』と言われていた。戻るなら今だと思った」。家族や恩師とも相談し、決断したという。

ロボッツへの移籍が決まると、友人や関係者から歓迎の連絡が多く届いた。「期待されてプレッシャーもあるが、新しい勝負の力になる」と闘志を燃やした。

■10クラブ事業助成

バスケットボールのBリーグと日本財団は8日、「まちづくりモデル事業」の第1弾として、全国10クラブを支援すると発表した。1部(B1)茨城ロボッツの中心市街地活性化事業や北海道の子ども食堂など、地域の課題解決に関する各クラブの取り組みに、計約1億1000万円を助成する。

B1とB2のクラブから新事業を募集。ロボッツは2017年に水戸市南町に開設したまちなか・スポーツ・にぎわい広場(M-SPO)を中心に、地域活性化に取り組む運営チームを立ち上げる。ロボッツの川崎篤之社長は「関係団体を含め、ロボッツを核としたまちづくりをしていく体制を数年かけてつくっていきたい」と話した。

他に助成対象となったのはB1の北海道、静岡、大阪、秋田、川崎、名古屋D、B2の福島、信州、熊本の事業。

Bリーグの島田慎二チェアマンは、各クラブの地域活動では財源が課題になっていたとして「ものすごく大きい支援」と感謝。日本財団の笹川順平理事長は今後について「本当に地域にとって良ければ、(予算額など)柔軟に対応していきたい」と話した。




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