JR水戸駅、朝取れ野菜販売 茨城県信用組合 鯉淵学園とマルシェ

茨城県産の農作物を販売する「けんしんエキナカアグリマルシェ」(県信用組合主催)が9日、同県水戸市宮町のJR水戸駅改札前で始まった。同市周辺で取れた新鮮な野菜を並べた「小さな市場」が設けられ、関係者が駅利用者らにPRした。11日まで。
今回は県信組とJR東日本水戸支社に、鯉淵学園農業栄養専門学校を加えた金鉄学連携の取り組み。同市内の農家約20人でつくる団体「水戸の農家たち」も参加して出店した。
期間中は、その日の朝に取れたトウモロコシや枝豆、メロンなど、生産者のこだわりが詰まった農作物が種類豊富に並ぶ。農業に興味のある人と生産者らをつなぐミーティングスペースも開設した。立ち寄り、甘長とうがらしを購入した水戸市、坂井望さん(34)は「家庭菜園の相談ができた」と話した。
マルシェは同信組とJR東日本水戸支社の連携事業の一環。本年度はさらに教育機関を加え、連携を図る。同信組の渡辺武理事長は「販売場所を提供することで、販路拡大の手伝いができたら」と期待した。午前11時~午後7時。