J2水戸など11団体に表彰状 第32回茨城新聞広告賞

2024年度の茨城新聞に掲載された広告の中で企画力や表現力に優れた広告を顕彰する第32回茨城新聞広告賞の表彰式が9日、茨城県水戸市内のホテルで開かれた。茨城新聞社と茨城新聞広告主懇話会が共催。最優秀広告賞に輝いたサッカーJ2水戸ホーリーホックなど11団体に表彰状が贈られた。
最優秀広告賞の「ありがとう、本間幸司。」(昨年11月1日付掲載)は、水戸のゴールキーパーとして26年間チームに尽力した本間さん(現クラブリレーションオーガナイザー)の現役引退に対して感謝の気持ちを伝えるとともに、これまでの功績をたたえる内容。小島耕社長は「3年連続の広告賞で初めて念願の最優秀を取ることができた」と喜んだ。広告掲載はサプライズだったという本間さんは「引退を大きく取り上げてもらい驚いた。たくさんの方に見送られ、水戸で引退できて幸せだった」と振り返った。
佐藤正和審査委員長は「受賞作品は色や言葉、ビジュアル、どの点も個性的だった。読者へ向けて思いが伝わる広告が目立った」と高く評価した。最優秀作品について「後ろ姿の広告はなかなかない。さまざまな思いを背負ったこの広告が多くの人の心を打ったのではないか」と語った。
そのほかの受賞団体は次の通り。
▽優秀広告賞 水戸東武館、水戸赤十字病院、相鐵
▽優秀企画賞 中央労働金庫県本部、全国ねぎサミットinみと実行委員会事務局、TOA結城第一工場
▽優秀地域賞 伊勢甚本社、茨城高・中、高萩市、境町