古河で激しい雨 停電も 水郡線で運転見合わせ 茨城


茨城県内は10日、前線と暖かく湿った空気の影響で同日夕方から夜にかけて、雷を伴う雨が降った。水戸地方気象台によると、同県古河市で同日午後5時59分までに1時間雨量34.5ミリの激しい雨が観測された。東電パワーグリッドによると、同市内は同5時半ごろ、最大約1200軒が停電した。
茨城新聞の取材では、同市内の停電で、JR古河駅東口前など複数の信号機が付かなくなり、駆け付けた県警古河署員が手信号で交通整理に当たった。
JR水郡線は、同12時38分ごろから常陸大子-郡山駅間の上下線で運転を見合わせた。磐城石川-郡山駅間は同3時55分に運転を再開したが、同5時25分ごろ、磐城棚倉-磐城浅川駅間で線路の道床が流出しているのを点検中の作業員が発見。整備のため常陸大子-磐城石川駅間は終日運転を見合わせた。JR水戸支社によると、影響で上下9本が運休した。