トウモロコシ皮で人形制作 ひたちなかの木村さん 茨城・水戸で作品展

トウモロコシの皮を使って人形を制作する茨城県ひたちなか市の主婦、木村拓子さん(78)の作品展が同県水戸市南町のハーモニーホールで開かれている。約150体を展示している。25日まで。
木村さんは50年前、ごみ箱にあったトウモロコシの皮が目に留まり「人形にできるのではないか」と制作を始めた。7回目となる今回の個展は、コロナ禍や無観客の東京オリンピックなど、時代を反映させた人形も並ぶ。あえて人形に顔を作らないことで、観る人の想像をかき立てている。
木村さんは「ふと見かけた一瞬が心に焼き付いて、その瞬間を人形にしている。まだまだ作りたい人形がたくさんある」と意欲を見せた。