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《2025参院選》物価対策、訴え白熱 中盤週末、8氏舌戦 茨城選挙区

候補者の街頭演説に聞き入る人たち=12日、つくばみらい市内(画像の一部を加工しています)
候補者の街頭演説に聞き入る人たち=12日、つくばみらい市内(画像の一部を加工しています)


参院選中盤の週末を迎えた12日、茨城選挙区(改選数2)では現新8人が水戸市やつくば市などの大票田を巡り、舌戦を白熱させた。無党派層への浸透も狙いながら、賃上げや減税をはじめとした物価高対策を中心に声を張り上げた。

参政新人の桜井祥子氏(41)は県北地域を中心に遊説した。日立市内の食品スーパーでは、減税や社会保険料削減を訴え、「国民負担率を35%に下げることで、手取りの3分の2を残す」と強調した。

無所属新人の牧山康志氏(65)は午前中から石岡、笠間の両市内で選挙掲示板へポスターを貼って回った。夕方にはJR石岡駅東口に立ち「助け合い社会を実現する」などと国民の政治参加を呼びかけた。

政治団体「日本改革党」新人の石井憲一郎氏(58)は午前中、自転車で水戸市内を巡った後、JR水戸駅南口で街頭演説。「税金ばかり取られて何の恩恵もない。日本を変える」と消費税撤廃などを訴えた。

維新新人の北崎瀬里奈氏(35)は終日、つくば市で遊説。社会保険料引き下げを掲げ、「手取りを増やし生活を豊かにする」と訴えた。つくばエクスプレス(TX)つくば駅前には吉村洋文党代表も駆け付けた。

立憲民主現職の小沼巧氏(39)はつくば市など県南地域を奔走。常総線小絹駅前では、党比例候補の蓮舫氏とともに「食料品の消費税減税や手取り増、成長できる産業政策を強力に進める」と政策を強調した。

自民現職の上月良祐氏(62)は取手市や守谷市の商業施設などで声を上げた。支持者や消費者らに、与党の減税や給付による物価高対策に加え「稼ぎを支えるための賃上げにも力を入れる」と語気を強めた。

共産新人の高橋誠一郎氏(30)は鹿行地域を遊説した。鹿嶋市内の集会所では、支持者を前に「市民の暮らしを守る政治を実現する」と強調し、消費税減税の実現や東海第2原発の再稼働反対を訴えた。

政治団体「NHK党」新人の酒井明男氏(50)は古河や守谷など県南西地域でポスター貼りを行ったほか、「NHK党はオールドメディアの暴走を許しません」などと書かれたチラシを配り支持拡大を図った。



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