大竹海岸で安全祈願 2年ぶり海水浴場開設 茨城・鉾田

茨城県鉾田市の大竹海岸鉾田海水浴場で15日、安全祈願祭が行われた。同海水浴場は昨年、波による海岸浸食の拡大を受けて、開設を見送った経緯がある。管理する市は今季、県の協力により砂の補給などの対策を行った上で、安全を確保できると判断した。2年ぶりの開設に、出席者は多くの利用者の来訪と、海での無事故に願いを込めた。開設は19日から8月17日まで。
この日は、市観光物産協会の荒野吉生会長、市環境経済部の長峰正一部長、同商工観光課の皆藤直貴課長ら関係者が出席。神職によるおはらいや祝詞奏上の後、出席者らが玉串の奉てんを行った。
荒野会長は「砂浜の復活が一番うれしい。精いっぱいの対策を行っているので、多くの海水浴客に来てほしい」と述べた。皆藤課長は「大竹海水浴場では23年間連続で死亡事故ゼロが続いている。今年も安全安心な海水浴場になるよう努めたい」と語った。