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涸沼特有の自然学ぶ 鉾田で親子観察会 昆虫や植物見つける 茨城

担当者から昆虫の説明を受ける参加者=鉾田市箕輪
担当者から昆虫の説明を受ける参加者=鉾田市箕輪


涸沼の自然に触れてもらおうと、茨城県鉾田市箕輪の宿泊施設「いこいの村涸沼」は13日、施設敷地内で自然観察会を開催した。県内から集まった親子16人が参加し、関東唯一となる汽水湖の多様な生態系を学んだ。

観察会は涸沼の自然に触れてもらうことを目的に、毎年2回実施している。講師はヒヌマイトトンボの発見者の一人で茨城虫の会の広瀬誠代表、茨城生物の会の成田行弘副会長、同会の安昌美理事が担当した。

参加者は昆虫班と植物班に分かれて涸沼の環境を再現したビオトープを散策した。参加者らが昆虫や植物を見つけると、担当者がその生物の特徴を説明。ある児童がコフキトンボを捕まえると、トンボの雄と雌の見分け方を説明した上で、担当者が雌の尻尾をなめると卵を産む様子を観察した。トンボが産卵するしくみについて、参加者らは興味深く聞き入っていた。

観察会に初めて参加した旭北小1年、飯田凌成さん(7)は「前日から楽しみにしていた。虫を捕ったり知らない植物の名前を教えてもらったことが楽しかった」を笑顔を見せた。

同施設インフォメーションプラザの中里誠志郎所長は「観察会を通して、子どもたちに涸沼特有の環境を理解してもらうとともに、今後も残さなければならない自然だということを意識してもらえれば」と話した。

同プラザは8月3日にも同様の自然観察会の開催を予定。参加費は無料。申し込みは同プラザ(電)0291(37)1171。



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