〝カワイイ〟歴史たどる 19日からサンリオ展 キティやマイメロ、魅力深掘り 茨城・水戸

赤いリボンを着けた女の子「ハローキティ」など450以上のキャラクターを世に送り出してきたサンリオ(東京)の歴史をたどる全国巡回展「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」(同実行委主催)が19日、茨城県水戸市緑町の県立歴史館で開幕する。グッズや原画など約340点が並ぶ。同社の創立60周年を記念した同展は、これまで全国16都市で開催。北関東エリアでは今回が初めて。
前半では雑貨や文具、出版物、写真などを通して同社の歩みを紹介。「カワイイ」文化の起点となったグッズ「いちごシリーズ」や、1975年の創刊以来「世界中がみんななかよく」という企業理念を伝え、ファンとの交流の場として続いてきた機関紙「いちご新聞」を見ることができる。
後半はずきんをかぶった女子「マイメロディ」や、ゴールデン・レトリバーの男子「ポムポムプリン」など人気11キャラクターを深掘りするブースを設けた。代表的なキャラクターのハローキティが長年世界中で人気を集める理由やその魅力についてもひもとく。
企画を担当した同社の沼田夢音さん(31)は「3世代で来て、純粋に『カワイイ』と思ったり、カワイイものに込められたメッセージを感じたりしてほしい」と話した。9月15日まで。月曜休館(祝日の場合は翌日)。