河内・刺殺 1日夕方以降の犯行か 自宅前に男性の車、住民目撃

茨城県河内町下加納の住宅で住人男性(73)が首などを刃物で刺され殺害された事件で、現場からなくなっている男性の乗用車が、最後に姿を目撃された1日の夕方には家の前に止まっていたことが18日、近隣住民への取材で分かった。車は犯人が逃走に使った可能性もあり、県警竜ケ崎署捜査本部は、男性が1日夕方以降に何者かに刃物で襲われたとみて調べている。
捜査本部は、男性が最後に姿を確認されたのは、買い物中だった同日午後3時ごろと把握している。車を目撃した近隣住民によると、同日夕方には家の前に普段通り止まっていたという。車は銀色のセダンタイプだった。
男性は司法解剖の結果から7月上旬に殺害されたとみられ、別の近隣住民によると、現場周辺の防犯カメラ映像には、1日夜に男性のものとみられる車が走り去る様子が映っていた。犯人が乗っていた可能性もあり、捜査本部が捜査を進めている。
1人暮らしだった男性は12日、1階台所で遺体で見つかった。刺されたとみられる傷が首や胸、腹に7カ所あり、室内には物色されたような形跡もあった。捜査本部は周辺で不審な人物の目撃がなかったか調べている。