ふるさと納税自販機設置 那珂湊市場の魅力発信 共通食事券受け取り 茨城・ひたちなか

茨城県ひたちなか市湊本町の那珂湊おさかな市場に、共通食事券が受け取れる「ふるさと納税自販機」が2台設置され、21日、大谷明市長や機器を運用する会社、参加する飲食店関係者らが出席して除幕式が行われた。同券は市場内の13飲食店で利用できる。
自販機は「旅のうくん」という名称で、東京に本社がある会社RCGが開発。クレジットカードで決済する。5000円の寄付をすると、1500円の食事券が受け取れる。寄付額は複数の選択肢が設定されている。自販機はデジタルサイネージ(電子看板)の機能もあり、広告運用することで、機器の設置者である市の費用負担が生じないようなビジネスモデルにもなっている。
式では、大谷市長と同社の沢野雄矢執行役員、同市場内で4店舗を経営しテナント会の会長も務める須田千鶴子さんら飲食店関係者が、ひもを引いて、自販機を覆った白布をはがした。大谷市長は「おさかな市場は昨年130万人(の入り込み)を記録した人気のスポット。おさかな市場の魅力をふるさと納税を通して発信していきたい」と話した。