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参院選 茨城県内比例票 自民トップも12万票減  参政躍進18万票

参院選の政党別比例得票率の推移(県内)
参院選の政党別比例得票率の推移(県内)


第27回参院選は21日、比例代表を含めた議席と得票が確定した。比例代表の茨城県内政党別得票は自民党が5回連続トップとなる約30万4000票を獲得したが、前回2022年から12万票以上減らした。茨城選挙区でも議席を獲得した参政党が、野党首位の約18万票と躍進。旧民主党系は国民民主党が前回から2.5倍増の約17万3000票、立憲民主党が約16万4000票で、ともに得票数を伸ばした。

県内政党別得票数は①自民30万4233票(得票率24.05%)②参政17万9563票(14.20%)③国民民主17万2723票(13.65%)④立憲民主16万3835票(12.95%)⑤公明12万5805(9.95%)⑥れいわ8万13票(6.33%)⑦維新6万2574票(4.95%)⑧保守5万875票(4.02%)⑨共産4万9894票(3.94%)⑩社民2万1294票(1.68%)⑪チームみらい1万9244票(1.52%)⑫NHK党1万2967票(1.03%)-の順。再生の道など四つの諸派は得票率が1%未満だった。

全国で改選議席を大きく減らした自民は、県内の得票率でも前回の6割強にとどまった。市町村別では全市町村で5回連続のトップ。大票田の水戸市で約2万8000票(得票率23.2%)、つくば市で約2万4000票(20.4%)を獲得した。

参政は得票数が前回と比べ5.5倍、得票率が4.8倍と飛躍的に伸びた。インターネットや交流サイト(SNS)を活用し、若年層や無党派層の取り込みに成功。水戸市で自民に次ぐ約1万7000票を集めた。

国民民主は「手取りを増やす政策」の訴えが浸透。支持層の労組票が多い日立市の約1万6000票をはじめ、県内各地で支持を得た。4位の立民の得票数は19年に獲得した約16万2000票を上回り、票を落とした前回から巻き返した。

公明は支持母体・創価学会の組織票を固めたが、得票数は前回から約2万票減った。一方、前回約14万6000票を得た維新は8万3000票以上を減らして大きく後退。約1万3000票減の共産とともに、得票率が5%を割った。政党要件を維持した社民の県内得票率は2%に届かなかった。



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