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「個性光る」新酒6蔵24点 茨城町で初呑み切り

初呑み切りで新酒の熟成度を確かめる審査員=茨城町長岡
初呑み切りで新酒の熟成度を確かめる審査員=茨城町長岡


昨冬から今春にかけて仕込んだ日本酒の品質や熟成度を確かめる「初呑(の)み切り」が23日、茨城県茨城町長岡の県産業技術イノベーションセンターで開かれた。審査員8人が茨城県の清酒の香りや味わいを確かめ、出来具合を評価した。

初呑み切りは貯蔵された清酒の品質や安全性を確認する狙いで実施される。今年は県内6蔵から24点出品され、審査員が香りを確かめたり、口に含んだりして熟成度合いを確かめた。

関東信越国税局鑑定官室の岩田知子さんは昨秋のコメが硬かった点を指摘した上で、「各社で工夫し、個性が光る酒が多く見られた」と評価。県酒造組合の森嶋正一郎技術委員長は「各蔵とも経験と技術で上手に対応した。日本酒らしさを楽しんでほしい」と話した。

同センターは本年度、酒造技術向上や国内外のコンテスト入賞を目指す「清酒品質向上研究会」を発足。この日は研究会の一環として、県内市販酒やインターナショナルワインチャレンジ(IWC)で最高賞を受賞した清酒を集め、利き酒勉強会を開催した。

同研究会は6月にも、IWC受賞歴のある井上清吉商店(栃木)の井上裕史代表を講師に迎え、世界に挑戦した理由などを学んだ。



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