茨城県知事選 田中氏が出馬表明

8月21日告示、9月7日投開票の茨城県知事選で、新人の茨城大名誉教授、田中重博氏(78)が24日、無所属で立候補すると表明した。県庁で会見し、「税金の使い方を徹底的に県民本意に、県民のために使うよう変革する」と述べた。知事選を巡っては、現職の大井川和彦氏(61)が3選を目指して出馬表明している。
田中氏は大阪府出身、茨城県水戸市在住。京都大大学院博士課程を修了後、茨城大教授などを経て、2010年から12年まで同大副学長を務めた。専門は地方自治や地方財政など。知事選には13年と21年の2回出馬し落選。3回目の挑戦となる。
政治団体「いのち輝くいばらきの会」が擁立。同会は3~4月、知事選の立候補者を公募したが選定に至らず、同会の共同代表を務める田中氏が出馬を決めた。共産党や立憲民主党、社民党などに推薦を求める。