茨城県立10校の校長公募 8月から 結城一、石下紫峰は初

茨城県教委は2026年度に採用する県立の高校と中高一貫校、中等教育学校の計10校の校長を公募する。このうち外国籍生徒の多い結城一、石下紫峰の両校での公募は初めてとなる。民間企業や県職員・県公立学校教職員の管理職の経験がある人などを対象に、8月7日から募集する。25日に開かれた定例教育委員会で概要を明らかにした。
県高校教育課によると、対象校は結城一、石下紫峰とつくばサイエンスの高校3校のほか、日立一、太田一、水戸一、土浦一、下館一、水海道一の併設型中高一貫教育校6校と並木中等教育学校の計10校。
県教委は22年度から、結城一と石下紫峰の両校を外国籍生徒の支援体制を拡充する重点校に指定している。県教委は国際的な能力や社会変化への対応力などを持つ校長を採用して配置することで、外国籍生徒がより個々の能力を発揮できる教育体制の構築を目指す。
応募書類や選考方法は一部を見直し、書類選考時に自己PR動画の提出を求める。選考当初からマネジメント経験や教育ビジョンの詳細を具体的に把握して、選考の精度向上を狙う。
希望者はエン・ジャパンが運営する転職サイトを通じて9月3日までに応募する。書類選考の後、10月にオンライン面接、11月に対面面接を実施予定で、合格発表は12月となる見込み。