「一漕ぎに魂込め」 全中競漕潮来大会が開幕 茨城

全国から選抜された46チーム215クルーが参加する「第45回全日本中学選手権競漕(きょうそう)大会」(茨城新聞社など後援)が25日、茨城県潮来市の常陸利根川で開幕した。初日は公式練習のほか、同市日の出の市立中央公民館で開会式が開かれた。潮来選抜チームとして出場する高城健人さん(日の出中3年)と土子華穂さん(潮来一中3年)が力強く選手宣誓を行った。
式には3年生を中心とした各チームの代表と、大会の実行委員会会長を務める原浩道市長、全国中学校ローイング連盟の青木悟会長ら約400人が出席。選手宣誓で2人は「支えてくれた方々への感謝を胸に、一漕ぎ、一漕ぎに魂を込め、正々堂々戦い抜く」と高らかに声をそろえた。
原市長は「日頃の練習の成果を存分に発揮し、光り輝くとともに将来、世界やオリンピックで活躍することを願っている。水辺に囲まれたまち、水郷潮来の魅力も感じてほしい」とエールを送った。
大会には、監督らチーム関係者を含め約800人が参加。舵手付きクォドルプル▽ダブルスカル▽シングルスカル-の3競技が男女別で行われる。26日に予選と敗者復活戦、27日に準決勝と決勝をいずれも午前7時から行う。