アシカと学ぶ交通ルール 茨城県警 県大洗水族館で教室

夏休み中の子どもたちに交通安全への意識を高めてもらおうと、茨城県警は22日、同県大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で「Let’sハンドサイン交通安全を学ぼう」を開いた。家族連れ約750人が、カリフォルニアアシカの「ゴエモン」と一緒に交通ルールを学んだ。
満席になった同水族館のオーシャンシアターでは、ゴエモンと警察官らが、寸劇や音楽とダンスを交え、道路を渡る際のハンドサインや横断歩道の渡り方などを伝えた。
特設ブースでは、自転車の運転に必要な俊敏性を測るゲームのほか、カプセルトイで啓発品なども配布され、にぎわいを見せた。警察官の制服を試着して記念撮影ができるスポットも子どもたちの人気を集めた。
埼玉県さいたま市から友人家族と訪れた菅原佳穂さん(10)は「アシカと警察官を見て、自分でも手を上げて渡ろうと思った」と話した。青柳信明交通部長は「楽しい夏休みにするために、交通ルールを守り、自分の身を守る意識を持ってもらいたい」と呼びかけた。