つくば市 公園の手持ち花火、条件付きでOK 9月30日まで 茨城

茨城県つくば市は市が管理する公園で手持ち花火の使用を解禁した。これまでは市都市公園条例に基づき、公園や緑地での火気使用を原則禁止にしていたが、条件を設けることで、手持ち花火に限定して可能にした。期間は7月1日から9月30日まで。利用時間は午後6~8時半に限定している。
市公園・施設課によると、市内には市営公園が363カ所あり、このうち緑地帯と、洞峰公園(二の宮)、さくら交通公園(吾妻)の2公園を除く302カ所で手持ち花火を解禁した。
市民から「近所に花火ができるところがない」などの意見が寄せられていたため、解禁したという。既に173カ所の公園には利用ルールを知らせる看板を設置した。
ルールは、1組10人程度▽18歳以上の成人が付き添う▽バケツを用意する▽飲酒は禁止-など。手持ち花火限定のため、ロケット花火や打ち上げ花火、爆竹など、音が鳴ったり、飛んだりする花火は使えない。
五十嵐立青市長は「夏の花火は楽しい思い出になる。今後も続けていくために、市民の皆さんにはルールを守って楽しんでほしい」と話している。