大川ストアー 破産手続き開始 負債5100万円 茨城
帝国データバンク水戸支店は30日、野菜卸売業者の大川ストアー(茨城県日立市久慈町5丁目)が水戸地裁日立支部から破産手続き開始決定を受けたと発表した。決定は18日付。負債は約5100万円。
同社は1951年創業、70年に法人改組した。当初は同市内に店舗を構え、食料品や日用雑貨の小売りを手がけた。2000年4月期の年売上高は約2億5000万円を計上した。
だが、スーパーマーケットの進出などで業界環境が悪化。給食センターや医療機関などに野菜の卸売りをする現在の業務内容に変更を余儀なくされ、業況は縮小基調を強いられた。経営の中核を担っていた前代表が1月に死去し、親族が新代表に就任したものの、事業継続は困難と判断した。