児童、ごみ分別促進案 守谷・黒内小 生成AIでチラシ作り 市に提案へ 茨城

リチウムイオン電池の混入で火災になった茨城県守谷市のごみ処理施設「常総環境センター」について、市立黒内小の6年生が生成AI(人工知能)を活用して、正しいごみ分別を促すアイデアを練っている。チラシやチャート作りに取り組んでおり完成次第、市役所に提案する。
同校は生成AIと交流サイト(SNS)のリテラシー教育に力を入れており、身近な問題の解決にAIを生かす狙い。
同センターでは昨年12月、本来回収できないリチウムイオン電池が混入して火災になり、現在も復旧していない。
児童は事前に市役所職員から同センターの現状などを聞いた上で、授業に臨んだ。5班に分かれ、動画▽チャート▽掲示物▽各家庭の配布物▽市役所への企画提案について、教材用生成AIを活用してチラシやチャート、企画などを考えた。チャットで「小さい子や高齢者にも分かるように」などと具体的な指示を出したり、「ラッピング列車」の効果的な活用を探ったりした。
画像生成でチラシを作る栗林藍さん(11)は「火災は知っていたので、二度と起きてほしくないと思っていた。シンプルで分かりやすいチラシを心がけた。いいフリー素材がなかったので、AIで画像を生成した」と話した。