次の記事:【速報】阿見の公園に男女遺体 立ち木で首つりの男性、美浦の48歳か 男性名義の車内で女性発見 茨城 

全国学力テスト 茨城県、算数除き全国上回る 知識や技能面で改善



文部科学省は31日、小学6年と中学3年の児童生徒を対象に4月に行った2025年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。茨城県教育委員会によると、茨城県公立校の国語、算数・数学、理科の正答率(中3理科はスコア)は、小6算数を除き全国平均を上回った。

茨城県の平均正答率は小6の国語67%(全国66.8%)、算数57%(58.0%)、理科59%(57.1%)。中3は国語55%(54.3%)、数学50%(48.3%)、理科508(503)だった。

中3理科はオンラインで出題・解答する方式(CBT)を初めて導入。国際的な学力調査で採用される「IRT(項目反応理論)スコア」で示される。都道府県別の平均正答率は文科省が小数点以下を四捨五入して公表している。

茨城県の平均正答率で全国より特に高かった分野は、小6理科の「生命」を柱とする領域で55.4%(全国52.0%)。中3数学のデータを活用する問題でも61.6%(58.6%)だった。低かった分野は小6国語の言葉の特徴や使い方に関する問題で74.2%(76.9%)、小6算数の変化と関係の問題で55.6%(57.5%)。

全国平均を下回った小6算数の結果概況は、角の大きさなどの理解がある一方で、台形の意味や性質についての理解などに課題があるとした。

県内では公立小447校で実施した。国語2万1090人、算数2万1082人、理科は2万1105人が参加。公立中は228校で実施し、国語2万882人、数学2万892人、理科は2万856人が参加した。

県教委義務教育課は教科にかかわらず知識や技能などの面で改善が見られたとした上で、「データに基づいて傾向や課題などを分析する」としている。



最近の記事

茨城の求人情報