台風接近備え 飾り付け撤去 水戸黄門まつり 茨城

今週末にかけ台風9号の関東への接近が予想されるのを受け、茨城県水戸市の夏の風物詩「水戸黄門まつり」の会場となる中心市街地の飾り付けが31日、撤去された。同祭の実行委員会によると、強風に飛ばされ、けが人などの被害が出るのを防ぐためだ。8月2、3両日に予定される本祭まで日がなく、予算も使い切ったことから、再度の飾り付けは難しいという。
撤去されたのはちょうちんや竹飾り。JR水戸駅北口から大工町交差点までの国道50号沿いに飾られていた。
地元の関係者は「ちょうちんがないのは寂しいが、安全のためには仕方ない」と肩を落とし、「台風はそれてほしい」と願いを込めた。
実行委は1日、台風接近に伴う同祭の態度決定を行い、ホームページや交流サイト(SNS)で公表するという。