梅の天日干し本格化 甘酸っぱい香り広がる 茨城・常陸太田

茨城県常陸太田市大中町の市高齢者生産活動センターさとみ(小室忠久理事長)で、梅の天日干し作業が本格的に始まっている。同センター収穫の梅を同センター栽培のシソで色付けし、庭先いっぱいに並べている。太陽の光を浴びた梅からは、甘酸っぱい香りが広がっている。
6月に収穫した梅をシソの葉と一緒に漬け込み、1カ月ほど過ぎた頃から晴天が続く日を選んで天日干しを行う。収穫量は昨年の3倍ほどの豊作。猛暑の影響で天日干しの時間は例年の半分ほどで済むという。庭先では女性スタッフが梅を並べたり、裏返しにしたりする作業に追われていた。
小室理事長は「きれいに干し上がっている。猛暑対策の一助にもなり、ほとんど農薬の影響のない梅とシソを使った自然梅なので安心して食してもらえるのでは」とアピールする。