参院選当選 初登院3氏 意気込み 「結果を出す」上月氏 「使命を実感」桜井氏 「謙虚に働く」石井氏 茨城

7月の参院選を受けた臨時国会が1日、召集された。茨城選挙区で3選を果たした自民党の上月良祐氏(62)と初当選した参政党の桜井祥子氏(41)、比例代表で初当選した日本維新の会の石井めぐみ氏(46)が登院。「結果を出していく」「使命を実感」などと、それぞれ意気込みを語った。
上月氏は午前9時25分に登院。カメラマンからガッツポーズを求められると「3期目なので…」と苦笑いし、ポーズなしで写真撮影に応じた。3期目はこれまでの経験を生かして経済政策に取り組むとし、「国民生活をしっかり見て、それを踏まえた政策を実現したい。結果を出していく」と引き締まった表情で話した。支援者からは大臣ポストを期待する声が上がるが「ポストは全然意識していない」と首を横に振った。
桜井氏は午前8時45分ごろ、参政党の当選メンバーとともに初登院。多くの記者、カメラマンに囲まれる中、議事堂の大きさに驚き、「自分の与えられた使命を実感する」と責任の重さを口にした。当選後、参議院から配られた手引書を読み、勉強したという。有権者は減税の実現を期待しているとの認識を示した上で、「茨城は経済に加え、外国人問題を気にする方も多い。選挙で語ったことを実現するために精いっぱい頑張る」と力を込めた。
茨城県関係では、参院比例で初当選した石井氏も初登院。石井氏は同県取手市議を14年間務めたが、「この(参院議員の)バッジを着けた時、違う重みを感じた」と感想を語った。物価高対策や社会保険料の引き下げに取り組みたいとし、「国政で働くことを目標にしてきた。謙虚に、地に足を着けて働きたい」と、はつらつと話した。