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昔ながらの線香づくり お盆に向け作業ピーク 茨城・石岡

線香を規定のサイズにまとめる従業員ら=石岡市小幡
線香を規定のサイズにまとめる従業員ら=石岡市小幡


筑波山麓の茨城県石岡市小幡で、線香の生産が、水車を使った昔ながらの製造法で続けられている。多くの人が墓参りするお盆前の需要のため、作業はピークを迎えている。

1907年から製造を続ける駒村清明堂(駒村道広代表)の手作り線香は、折れにくく、香りがよく、ゆっくり燃えるのが特徴とされる。天日で乾燥した杉の葉を、水車の力で動くきねを使い、時間をかけて粉にする。特有の香りや、適度な粘りが保たれるという。

練って粘土状にした粉は、機械で細長く押し、板の上で成形し乾燥。70本ずつ紙で束ねられる。線香は県内の杉を使用した「水車杉線香」や笠間のキクを使用した「百年の香り」など9種類。県外から訪れる客もいる。駒村代表は「自然の線香なので、優しい香りを、ご先祖さまに感謝の気持ちを込めて供えてほしい」と話した。



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