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高校生が看護体験 病棟見学や血圧測定 茨城・水戸

一日看護体験で血圧測定を体験し、看護師の仕事を学ぶ高校生ら=水戸市三の丸の水戸赤十字病院
一日看護体験で血圧測定を体験し、看護師の仕事を学ぶ高校生ら=水戸市三の丸の水戸赤十字病院


茨城県と県看護協会が実施する高校生を対象とした一日看護体験が1日、水戸赤十字病院(同県水戸市三の丸)で開かれ、県内12校から20人が参加、看護に当たる際の心構えの説明を受け、病棟を見学し、血圧を測定するなど、看護師の仕事を学んだ。体験は、看護について理解を深め、看護師が生涯働き続けられる仕事として認識してもらい、進路決定の一助にしてほしいと毎年実施。今年は県内92施設で開き、抽選で選ばれた105校1635人が体験する。

同病院で実習エプロンと三角巾を身に着けた生徒たちは、衛生面から身だしなみを整える大切さやあいさつを欠かさないこと、患者の安全な生活を最優先に考え、個人情報を保護すること、自身の体調を万全にすることなど、看護師としての心構えについて説明を受けた。

6グループに分かれて各病棟を見学し、整形外科の患者が入院する病棟を訪れたグループは、理学療法士によるリハビリの様子を見学し、薬剤師やソーシャルワーカーからも仕事内容の説明を受けた。

看護師の安汰来夢(たくむ)さん(25)は「入院前の生活に近づけるため、医師や看護師だけでなく、さまざまな専門職の人たちと連携して患者さんのケアに当たっている」と強調した。

この後、生徒たちは血圧測定や整形外科で患部の保護、回復の補助のために腕や脚などに使う装具の着脱方法を学んだ。

看護師を目指している水戸三高3年の岩谷紫乃(しの)さん(17)は「昨年も参加したが、病棟によって雰囲気が違うことが分かった。患者さんと深く関われる看護師になりたい」と決意を新たにした。安さんは「学ぶべきことはたくさんあるが、やりがいのある仕事。ぜひ目指してほしい」と話した。



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