第107回全国高校野球選手権大会 明秀日立 初戦へ気合 9日、聖隷クリストファー戦


第107回全国高校野球選手権大会第5日は9日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦4試合が行われ、茨城県代表で3年ぶり2度目出場の明秀日立が、第2試合(午前10時半開始予定)で春夏通じて初出場の静岡県代表・聖隷クリストファーとの初戦に挑む。
試合を控えたナインは8日、西宮市内にある鳴尾浜臨海公園野球場で午前10時ごろから約2時間汗を流し、初陣に備えた。前半はいつも通りのロングティー、フリー打撃に加えてバント練習を実施。金沢成奉監督(58)は「バントが一番真剣勝負やと思ってやらないかん」と小技の重要性を強調した。
後半は2度にわたりシートノックを行った。選手たちはコーチ陣の指示を受け、右翼から左翼方向へと吹く甲子園特有の「浜風」を想定。中継プレー時の動きを中心に守備の連係を確認した。
相手は来秋ドラフト候補の最速147キロ左腕を擁する。それだけに打線、特に右打者の奮起が必要不可欠だ。4番の野上士耀(3年)は「初めての甲子園なので思い切ってやる。(相手エースは)1個下なので負けていられない」と闘志を燃やした。
けがの影響で能戸輝夢(きらむ)主将(同)の練習機会が減る中、人一倍責任感を持って、遠征中にチームをけん引し続けてきた副将のエース・中岡誠志郎(同)は、「自分が中心となれるようなプレーでチームを勝たせたい」と力を込めた。
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