戦時下の生活や海軍基地紹介 鹿嶋で戦争遺跡のパネル展 茨城

戦争や平和について考えるきっかけにしてほしいと、茨城県鹿嶋市宮中の高正U&Iセンターホールで、パネル展「戦後80年 鹿嶋の戦争遺跡」が開かれている。市教委、市どきどきセンター主催、26日まで(月曜休館)。
同展では、戦時下の鹿嶋での生活や、特攻兵器「桜花(おうか)」の訓練が行われた神之池海軍航空基地をはじめ、県内の海軍航空隊を紹介する。1978年の調査で防空壕(ごう)や飛行機の格納庫が確認され、付近に航空基地の中枢が展開したと考えられる「山王台」についても説明する。そのほか、政府が資金調達のために発行した債券などを展示している。
担当の内田勇樹さんは「鹿嶋で残っている資料を基に、この地で戦争があったことを伝えていきたい」と話した。