かがり火消して、舞うちょうちん 那珂で大助祭 茨城

3年に1度、200個以上のちょうちんで飾られた山車が茨城県那珂市菅谷地区を練り歩く「大助(おおすけ)祭(菅谷まつり)」が15日、菅谷鹿島神社を中心に開かれた。
朝から各町内外を巡った山車9台は午後6時半ごろ、竹ざおの先にちょうちん7個を付けた「七ツ雪洞(ぼんぼり)」を先頭に、参道を勢いよく駆けて境内へ。威勢のいいかけ声と共に山車上部をくるくる回転させると、大きな歓声が上がった。クライマックスは、拝殿前にたいたかがり火をたたき消す火伏(ひぶせ)の儀式。五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を願って竹ざおをたたきつけると、破れたちょうちんやささ竹が宙を舞った。
同市、会社員、須沢弥柚さん(22)は「山車が回って、火を燃やして、とても迫力があった」と話した。