茨城県産食材で朝食献立 小中高生12人、腕前競う 水戸でコンテスト

茨城県内の児童生徒が県産食材を活用した朝食メニューを考え、献立の構成や料理の出来栄えを競う「つくろう料理コンテスト」が20日、同県水戸市見和の中川学園調理技術専門学校で開かれた。書類審査を通過した小中高生計12人が実技審査に臨み、腕前を競った。
コンテストは県教育委員会や県学校給食会、いばらき食の魅力発信協議会が主催。2004年度に始まり、本年度は計3803点の応募があった。この日は制限時間60分で、調理から盛り付けまでを仕上げた。審査員が作業を見守り、料理の味や見た目、調理技術などを評価した。
高校の部は県立水戸三高2年、大和田育未さんの「茨城の旬を味わう 朝の彩りプレート」が最優秀賞に選ばれた。イチゴ「いばらキッス」を活用し色とりどりのサラダなどを取り入れた。
中学校の部は県産米の焼きおにぎりやレンコンを使ったシューマイなどを並べた結城市立結城南中3年、黒杭美咲さんの「茨城菜(再)発見!! IBARAKI野菜に惚れたっス!」、小学校の部は県産の長芋やオクラを使った丼や3種の卵焼きなどを並べた常陸大宮市立大賀小6年、大宮希実さんの「食感で味わう茨城の味」がそれぞれ最優秀賞に選ばれた。
高校の部の大和田さんは「今回は良い機会だった。料理を続けていきたい」と語った。
今後、小学校の部の最優秀賞の献立が県庁の生協食堂で提供される予定だ。