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姉妹で158歳、カフェ開業 〝取手愛〟バーガーに 地元コメや食材 茨城

とりでバーガーを手にする雨宮由利子さん(左)と市の鳥「フクロウ」をイメージした、いなりずしを持つ姉・田中亜子さん=取手市新町
とりでバーガーを手にする雨宮由利子さん(左)と市の鳥「フクロウ」をイメージした、いなりずしを持つ姉・田中亜子さん=取手市新町


茨城県取手市の取手駅西口前に市産の食材や食品を使ったカフェが今夏、オープンした。運営するのは2人合わせて158歳になる姉妹。「取手の『おいしい』を集めた店にしたい」と意気込む。

店の名前は「キッチンアンべべ」。駅前ビル「リボンとりで」3階にある。市内在住の雨宮由利子さん(76)が代表を務め、姉の田中亜子さん(82)と運営する。

雨宮さんは転勤族として全国を回り、四十数年前に取手に居を構えた。最初に感激したのは取手産コメのおいしさだった。花火大会やたこ揚げなど四季を通した市内の恒例行事になじんでいくうちに〝取手愛〟が深まった。「取手らしさが詰まったお店をやりたい」とカフェ構想を抱いた。

今年に入って準備に取りかかり、7月に開店にこぎ着けた。食材や食品は地元産にこだわり、コメや野菜、ハーブ、お菓子を使う。メインメニューの「とりでバーガー」は、新鮮野菜と豚肉のしょうが焼きを挟んだライスバーガー(みそ汁、小鉢などとセットで950円)だ。

姉の田中さんも約10年前に取手に移り、雨宮さんと暮らす。田中さんは「取手はみんな人柄が良い。誰もが気楽に入れるお店にしたい」と話す。店内には抹茶の道具があり、茶道の師匠でもある田中さんがアドバイスしてくれる。

雨宮さんは「姉妹で158歳のチャレンジを見守ってほしい」と意気込む。

営業日は木-土曜。時間は午前11時半~午後7時(ラストオーダー午後6時半)。



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