稲敷の運動公園 銅線235メートル盗難 照明使用見合わせ 復旧に1年 茨城

茨城県稲敷市柏木の桜川総合運動公園でナイター用照明設備とスコアボードに送電するための銅線ケーブルが盗難に遭っていたことが22日、分かった。同市によると、切断されて盗まれたケーブルは2本計約235メートルで、被害総額は1000万円以上という。県警稲敷署で窃盗事件として捜査している。
市によると、6日午前10時ごろ、散歩中の市民から「数日前からマンホールのふたが開いている」と市スポーツ推進課に通報があった。同課職員が確認すると、マンホール3カ所の銅線ケーブルが切断されていた。最後にナイター設備の利用があったのは7月29日で、当時、異常はなかった。
影響で、6基ある全照明の使用を見合わせ、野球の練習計24回分がキャンセルになった。市は復旧までに約1年を見込んでいる。