《2025茨城県知事選》期日前投票始まる 過去最多、170カ所

9月7日投開票の茨城県知事選の期日前投票が22日、県内44市町村の期日前投票所で始まった。県選管によると、県内では9月6日までの16日間、移動式を含め過去最多の170カ所に設置される。一部の投票所は設置期間、投票時間が異なる。
22日、水戸市役所内に設けられた期日前投票所には、朝から多くの有権者が訪れ、1票を投じていた。
神長彰さん(80)は「コメをはじめ物価高が苦しい。安心して暮らせる茨城になってほしい」。70代の女性は「未来を背負う子どもたちを大切にしてほしい。子育ては本当に大変でお金もかかる。子どもを生み、育てやすい社会にしてほしい」と思いを託した。
各自治体の選管は、大学や高校、商業施設、スーパーなどさまざまな世代が訪れやすい場所に期日前投票所を設けた。県選管は「選挙制度は民主主義の根幹。貴重な1票の権利を行使してほしい」と呼びかける。
期日前投票は2003年の公職選挙法改正で導入された。21年の前回知事選の期日前投票者は33万1503人(投票率13.70%)。今夏の参院選では66万5786人(同27.98%)に上った。