茨城県の中小企業事業承継意向 「廃業予定」32.5% 全国1位
事業承継の意向を巡り、茨城県の中小企業81社のうち32.5%が「廃業予定」と回答したことが、大同生命保険の調査で分かった。「廃業予定」と回答した割合は全国で最も高く、全国平均に比べて19.1ポイント高かった。3社に1社が廃業予定で、後継者の選定、確保を課題とする企業が多いとの結果が出た。
「事業承継したい」意向は42.9%で全国39位。「事業承継したいが未検討」は5.2%で同46位だった。未検討は19.5%。
事業承継の課題としては、「後継者の選定・確保」が49.3%で同2位、「事業や業界の将来性」が31.0%で同3位と、いずれも高い割合を占めた。事業承継の時期に関しては「60歳未満」が1.4%で同46位で、全国平均の6.3%を大きく下回った。
調査は6月2~27日に実施した。