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TX、沿線発展支え20年 秋葉原駅で記念イベント

20周年記念トレイン「ユニール号」の出発式=24日午前、東京都千代田区のTX秋葉原駅
20周年記念トレイン「ユニール号」の出発式=24日午前、東京都千代田区のTX秋葉原駅


東京・秋葉原-つくば間を最短45分で結ぶつくばエクスプレス(TX)が24日、開業20周年を迎えた。運行する首都圏新都市鉄道(東京)は同日、TX秋葉原駅で記念イベントを開き、20年の節目を祝った。

イベントでは小学生4人を「こども一日駅長」に任命。制服を着た4人は、20周年記念トレイン「ユニール号」に出発の合図を送った。一日駅長に選ばれた東京都府中市の小学2年、光井駿仁さん(7)は「TXはデザインがかっこいい。夏休みの良い思い出になった」と笑顔で話した。

TXは東京、埼玉、千葉、茨城の1都3県を通る全20駅の路線で、2005年8月24日に開業した。宅鉄法に基づき鉄道整備と沿線開発が一体的に行われ、住宅や商業施設、オフィスビルなどが誕生。つくば、つくばみらい、守谷の茨城県内3市はこの20年で計8万9000人も人口が増えた。

1日の平均輸送人員は24年度が過去最高の40万3000人で、開業初年度の15万人から約2.7倍に増加した。同社の渡辺良社長は「多くの方々に支えられ成長できた20年だった。かつて野原だった場所が都市となり、その中を鉄道が高速で走っている。本当にありがたい」と述べた。



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