結城市の新小学校 体育館整備費削除 「断腸の思い」 7億円減効果 茨城

茨城県結城市は26日、統合する小学校の新校舎建設費11億360万円などを盛り込んだ2025年度一般会計補正予算案を発表した。新校舎については、体育館の整備を見送るなど事業費を削減した。9月の市議会定例会に提出する。
5小学校を統合して新設する小学校の校舎は、結城南中校舎に隣接して28年4月に小中一貫校として開校する計画。3月市議会定例会で、25年度一般会計当初予算案から新校舎建設費13億2400万円を削除した修正案が可決していた。
今回は当初の計画から体育館を削除するとともに、既存の南中体育館を小中で共用するなどして約7億円の削減効果を見込む。
この日の定例会見で小林栄市長は「賛同を得られるような圧縮した予算を作ろうということで、断腸の思いで体育館を削除した」と説明した。