永谷園新工場完成 高萩で竣工式 26年3月、本格稼働へ 茨城

食品製造販売の永谷園ホールディングス(HD、東京)は27日、茨城県高萩市赤浜の赤浜地区工業団地で建設を進めていた新工場が完成し、同所で竣工(しゅんこう)式を開いた。敷地約4万5000平方メートルで建築面積約7500平方メートル。主力商品の茶漬けやふりかけの製造、包装、出荷を行う。生産ラインの自動化を進め、場内の動線を工夫し、生産効率の向上や労働環境の改善を図る。
茨城工場(同市)から生産機能を移管し、2026年3月をめどに本格稼働させる方針。式典で、永谷園HDの永谷祐一郎顧問は「愛される商品を提供すべく、新しい拠点で精進していく」とあいさつ。大部勝規市長は「連携して市の経済発展につなげたい」と述べた。
同社は1975年に同市の松久保工業団地に茨城工場を建設。商品生産を行ってきたが施設の老朽化が進み、工場新設を決めた。