茨城県北地域などを舞台として、10月に開かれるサイクリングとトレイルランのレース「OkukujiX(オククジ・クロス)」で、県は28日、大会ゲストライダーとして、サッカーJ2水戸の本間幸司CROが参加すると発表した。本間さんが同日、県庁を訪れ、県政策企画部の木名瀬貴久部長に意気込みなどを語った。

大会は、10月18、19日の2日間開かれる予定。県北・県央地域を代表するサイクルルート「奥久慈里山ヒルクライムルート」と、トレイルコース「常陸国ロングトレイル」を活用して行われる。サイクリングとトレイルランの2種目で行う最も過酷な「クロス部門」優勝者には、常陸牛100キロと県北産の新米が贈られる。

本間さんは1日目の「サイクリング部門」(125キロメートル)に出場する。J2水戸では長年、ゴールキーパーとして活躍したが、サイクリング経験はない。大会本番に備えるため、29日にコースに出て初めて練習に臨むという。

本間さんは「僕の(大会参加の)行動によって、少しでもクラブのJ1昇格への機運が上がってくれれば」と思いを語った。