石井章氏辞職へ 茨城県内有権者「当然のこと」 厳しい声相次ぐ

日本維新の会の石井章参院議員(68)は29日、公設秘書給与を不正受給した疑いで東京地検特捜部の家宅捜索を受けたことを踏まえ、議員辞職の意向を示した。地元の茨城県取手市の有権者や石井氏の関係者などからは、「当然のこと」などと厳しい声が相次いだ。
石井氏の地元、同市の会社員男性(48)は「謙虚なところが欠けていたのかなと思う」と指摘。疑惑については、本人が一番分かっていることとし「潔く話した方がいい。特捜部が入ったことで、うみをしっかりと出してほしい」と全容が明らかになることを求めた。
7月の参院選で、初めて維新を支持したという80代女性は「期待を裏切られて残念。疑惑が本当であれば(辞職は)当然のこと」と言い切った。
長年にわたり石井氏の選挙を支えてきた、ある取手市議は「辞めないと示しがつかないのではないか」と辞職の判断を受け止めた。その上で、石井氏について「要望にもすぐに対応しフットワークが軽く、議員活動の参考になった。兄貴的存在で頼りにしていた。非常に残念」と肩を落とした。
石井氏が代表を務める茨城維新の会所属の地方議員も、複雑な心境を口にした。
川又正寿水戸市議(56)は、支持者らから問い合わせが相次いでいるといい「(同会から)何の事情説明もない。今の段階では中身を伴わなくなるので、有権者の方に説明もおわびもできない」と戸惑いを吐露。石井氏については「義理人情にあふれ面倒見もよい人」と語った。
2022年8月から23年2月まで公設第2秘書を務めた水梨伸晃牛久市議(46)は、今年の盆休みごろから石井氏と連絡を取っていなかったといい「(疑惑を)信じていなかったので、びっくりのひと言」と驚いた様子だった。
■「報道で知った」 茨城維新・長田幹事長
茨城維新の会の代表を務める石井章参院議員が辞職の意向を明らかにしたことを受け、同会幹事長の長田麻美県議は29日、茨城新聞の取材に対し「本人が決めたこと。しっかりと捜査を受けてもらいたい」と述べた。
石井氏や長女の石井めぐみ参院議員とは、石井氏の事務所が家宅捜索を受けた27日以降、連絡が取れていないといい、辞職についても「報道で知った」と驚きを隠さなかった。
同会の今後については「党本部から情報を受けて事実を確認した上で、本部と相談しながら決めていきたい」と語った。