茨城・東海村長選 2日告示 現新3氏が争う公算

任期満了に伴い、知事選と同日の9月7日投開票の茨城県東海村長選は2日、告示される。4選を目指す現職の山田修氏(64)と、新人で元法律事務所職員の大名章文氏(69)が立候補を表明。さらに新人で介護福祉士の根本華奈氏(34)も意欲を見せ準備を進めており、三つどもえの選挙戦となる可能性がある。
山田氏は「村の総合計画『まちづくりの羅針盤』の取り組みを前に進めたい」と、村政運営の継続を望む。6月に立候補を表明した際、東海第2原発の再稼働は「必要」と明言した。
大名氏は、えん罪事件の支援に携わり「弱い人に寄り添う姿勢が今の村政には足りない。東海第2の再稼働を判断するのに住民理解が届いていない」と現職の前のめりな姿勢を批判。
根本氏は「原発問題は、住民投票を行って同意が得られれば、再稼働に賛成したい」。学費支援やオーガニック給食提供などに取り組むとしている。
投票は7日午前7時から午後6時まで村内14カ所で行われ、同8時から船場の村総合体育館で開票される。有権者は3万1615人(8月20日現在)。