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小中学生、狂言を堪能 野村萬斎さん魅力紹介 茨城・桜川

大笑いの型を指導する狂言師=桜川市羽田
大笑いの型を指導する狂言師=桜川市羽田


子どもたちに伝統芸能の魅力を知ってもらおうと「狂言を楽しもう! ワークショップ」(茨城県桜川市、市教委主催)が8月26日、同市羽田の大和ふれあいセンターシトラスで開かれた。市内の小中学生や家族など約300人が狂言師の野村萬斎さん(59)らの舞台を鑑賞し、狂言の舞や笑いの型なども体験した。

野村さんは「蝸牛(かぎゅう)」の演目でシテ(主役)の山伏を務めた。カタツムリになりすまし、主人の命令で捕まえに来た男をからかう役どころで、愉快なはやし言葉や舞で観客を楽しませた。狂言の魅力を解説したり、会場の質問に答えたりする場面もあり、「想像力でいろんなものを見立てるのが狂言。一緒に楽しんで」と呼びかけた。

後半は参加者が狂言師に教わりながら、柿を食べる演技や、野村さんが披露した蝸牛の舞などを体験。最後は大笑いの型に挑戦し、狂言特有の抑揚のある笑い声を会場に響かせた。

中学1年の前田結虹さん(12)は「実際に見たのは初めて。迫力があった」、同学年の斎藤幸陽さん(13)は、「普段とは違う笑い方が体験できて楽しかった」と話した。



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