夏休み明け 元気に登校 茨城県内学校で始業式

茨城県内の多くの小中高校と特別支援学校で1日、夏休みが明けた。同県神栖市平泉の市立息栖小(児童数590人、大槻憲永校長)では始業式後、児童たちが宿題を提出したほか、新学期の各当番を決めた。久しぶりに再会した同級生とうれしそうに語り合う姿も見られた。
始業式は代表児童3人が登壇し、「持久走大会に向けて毎日ランニングしたい」「周りの人のことを考えられる高学年になりたい」などと新学期の抱負を発表。大槻校長は「自分の目標を持ち、頑張る2学期にしましょう」と、学校生活の目標設定を呼びかけた。
5年1組の児童は式後、黒板前に並べられた箱にドリルや日記、ポスターなどの宿題を提出。ランチ係、窓閉め係などの当番も話し合って決め、学校生活モードに気持ちを切り替えた。休み時間には早速、校庭に飛び出し、友人との外遊びを満喫した。
深作奏人さん(10)は「家族みんなで旅行に行けて楽しかった。あっという間だった」と充実した夏休みを振り返り、藤城みな美さん(10)は「身長が伸びている子がいて驚いた」と笑顔で話した。
県教育委員会によると、1日を夏休み明け最初の授業日としたのは、小学校・義務教育学校394校、中学校180校、中等教育学校・高校88校、特別支援学校25校の計687校で、全体の8割以上だった。