次の記事:《広角レンズ》「記名式ごみ袋」見直しへ 採用の茨城県内10市 個人情報保護、揺れる運用 

提灯まち、豪快に 鹿島神宮で「ご神幸」 茨城

提灯を付けた青竹を鹿島神宮に運び奉納する「提灯まち」=1日夕、鹿嶋市宮中
提灯を付けた青竹を鹿島神宮に運び奉納する「提灯まち」=1日夕、鹿嶋市宮中


茨城県鹿嶋市宮中の鹿島神宮(東俊二郎宮司)で1日、鹿嶋の「ご神幸」が始まり、例祭や神幸祭が執り行われた。鹿島神宮周辺では多数の提灯(ちょうちん)を付けた青竹を奉納する「提灯まち」が繰り広げられ、多くの見物客でにぎわった。

鹿嶋の「ご神幸」は、例祭に始まる2日間の諸祭行事の総称。例祭は「大祭」として、神社で最重要とされる祭祀(さいし)。宮内庁の御使や神社本庁の献幣使を迎え、神社関係者や地域の関係者ら約500人が参列した。 夜には神幸祭があり、同神宮の祭神・武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)の分霊を移したみこしが氏子地域を巡った。神幸祭の前には宮中五カ町の山車が巡行したほか、のの字廻(まわ)しや総踊りが行われた。提灯まちでは、約300~400個の提灯を付けた8メートルほどの青竹を使用。「ワッショイ」のかけ声に合わせて提灯を豪快に揺らしながら進み、最後は銚場で大篝火(かがりび)に投げ込んだ。

参加した鹿嶋市の坪井貴代子さん(66)は「毎年楽しみにしている。総踊りとのの字廻しは、迫力があった」と話した。

2日は同神宮で、行宮祭と還幸祭が行われる。



最近の記事

茨城の求人情報