フライングディスク競技国際大会 茨城・神栖で開幕 白熱戦、歓声飛び交う

フライングディスク競技の国際大会「WFDF2025アジア・オセアニアアルティメット選手権大会」と「ガッツクラブチーム選手権大会」が3日、茨城県神栖市で開幕した。13の国と地域から約60チーム、約1300人が集結。初日は海浜運動公園サッカー場(同市南浜)で開会式が行われたほか、試合も歓声が飛び交い、白熱した様子を見せた。
アルティメットは円盤状のフライングディスクをパスでつなぎ、決められたゾーン内でキャッチして得点する7人制スポーツ。閑散期のサッカー場活用に力を入れる市が昨年5月、誘致に成功した。
午前に行われた両大会の開会式には、チームごとのユニホームを着た選手らがそれぞれの国旗を掲げ、ずらりと整列。日本フライングディスク協会の斉藤晴義会長は「アジアやオセアニアから今後、世界チャンピオンを出そう」と力強く呼びかけ、石田進市長は「ようこそ神栖市へ。多くの選手と交流し、神栖での思い出をつくってほしい」と述べた。
インドのアルティメットチームに所属するリシ・ラガウァンさん(26)は「9カ月間練習を重ねてきた。ベストな結果が出せるように頑張りたい」と意気込みを見せた。
午後からは早速試合が始まった。オーストラリアチームとニュージーランドチームのアルティメット試合は、選手らが円陣を組み、気合を入れてからスタート。得点が入ると歓声を上げ、喜びを爆発させていた。
大会は7日まで開かれ、アルティメットは男子、女子など4部門でそれぞれの優勝チームが決まる。平行線上に向かい合ってディスクを投げ合う競技「ガッツ」の大会も同公園の野球場で開かれている。