次の記事:《広角レンズ》「記名式ごみ袋」見直しへ 採用の茨城県内10市 個人情報保護、揺れる運用 

茨城県内海水浴客10%増 猛暑影響、40万人には届かず



今夏開設された茨城県内16海水浴場を巡り、県は3日、入り込み客が前年比10%増の38万7956人だったと発表した。大竹海岸鉾田海水浴場(鉾田市)が2年ぶりに開設されたことや、台風などによる遊泳禁止期間が少なかったことなどが要因とみている。一方、猛暑などの影響から2年連続で30万人台後半にとどまった。

入り込み客数は海水浴場が開設された自治体からの報告を基に、7月12日から8月24日までの44日間を集計した。県観光戦略課によると、計10海水浴場で前年を上回った。

最も多かったのは大洗サンビーチ(大洗町)の13万480人(前年比7.6%減)。次いで阿字ケ浦海水浴場(ひたちなか市)が7万5675人(同18.2%増)、日川浜海水浴場(神栖市)が2万8169人(同26.7%増)だった。

増加率が最も高かったのは磯原二ツ島海水浴場(北茨城市)で、前年の4735人から7380人となり、55.9%増となった。要因として、旅行雑誌で紹介されたことなどが影響したとみられるという。

海水浴場の入り込み客数は22年が46万3871人、23年も45万383人だったが、35万2622人だった昨年と今年は2年連続で30万人台後半にとどまった。

同課の担当者は「海離れ」やレジャーの多様化に加え、「猛暑で『熱中症警戒アラート』が発表される日が増えたことで、海を避ける人が増えた可能性もある」と推定している。



最近の記事

茨城の求人情報