結城で猛烈な雨、1時間120ミリ 車両水没の情報 茨城

茨城県内は3日、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響などで大気の状態が非常に不安定となり、気象庁は結城市付近で同日午後6時までの1時間に約120ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして、記録的短時間大雨情報を出した。この影響でJR水戸線では遅れや運休が発生した。
水戸地方気象台によると、3日夕から夜にかけての1時間雨量は古河で38.5ミリ、下館で25.5ミリだった。
結城市によると、けが人の情報はないが、市内では冠水による車両の水没や足場の倒壊などの情報があり、4日に被害状況を調べる。県によると、筑西市内でも道路脇の小屋の一部が損壊した。
JR水戸線は3日午後5時8分ごろ、筑西市乙の下館駅で信号機の故障が発生。大雨が続いた影響もあり、同線は小山-新治駅間の上下線で一時運転を見合わせ、復旧作業と設備の確認後、同8時半に運転を再開した。JR水戸支社によると、影響で上下計11本が運休し、計5本に最大3時間19分の遅れが出た。